ローンチして、数日が経った夜のことです。
おそるおそる、アナリティクスを開きました。
個人開発のアプリです。
誰も知らない、宣伝予算もない、たった一人で作った小さなブラウザゲーム。
正直、数字を見るのが、少しこわかった。
「ゼロが並んでいたら、どうしよう」と思いながら、画面を開きました。
そこにあったのは、想像と、少し違う光景でした。
数字は、たしかに小さい。
何万人とか、そういう世界では、まだ全然ない。
でも、ゼロではなかった。
たしかに、誰かが、Hoshéを開いてくれていました。
そして、いちばん驚いたのは、その「誰か」が、どこにいるか、でした。
1位は、日本じゃなかった
国別のアクセスを見て、私は、しばらく画面を見つめていました。
1位、アメリカ。
日本は、2位でした。
そのあとに、カナダ、韓国、台湾と続いていく。
これは、私にとって、まったく予想外のことでした。
だって、Hoshéは、日本語で作ったアプリです。
日本人の、眠れない夜のために作ったつもりでした。
noteも日本語で書いて、Instagramも日本語で発信して。
頭の中にいた「届けたい人」は、ずっと、日本にいる誰かでした。
なのに、最初に気づいてくれたのは、海の向こうの人たちだった。
アメリカの、どこかの街。
カナダの、見たこともない地名。
韓国の、台湾の、知らない都市。
世界地図の上に、ぽつぽつと、小さな光が灯っていました。
その一つひとつが、Hoshéを開いてくれた、誰かなんだと思うと、
なんだか、胸の奥が、静かに熱くなりました。
なぜ、海外だったのか
少し冷静になって、考えてみました。
なぜ、日本語のアプリが、最初に海外で見られたのか。
ひとつ、思い当たることがあります。
Hoshéが扱っているテーマ──
SNS疲れ、止まらない思考、眠れない夜、マインドフルネス。
これって、国境がないんです。
スマホを見すぎて脳が疲れるのも、
夜になっても頭が休まらないのも、
日本だけの問題じゃない。
むしろ、ウェルネスやマインドフルネスへの関心は、
海外のほうが、ずっと早くから根づいています。
そしてもうひとつ。
私は、Hoshéを作るとき、英語のページも用意していました。
英語の説明書も、英語のランディングページも。
「いつか、海外にも」とは思っていたけれど、
それが「いつか」ではなく、「最初の数日」で起きるとは、思っていませんでした。
「日本発」であることは、ハンデだと思っていました。
英語圏の大きなアプリには敵わない、と。
でも、もしかしたら。
「日本発のマインドフルネス」は、
逆に、海外の人にとっての、魅力なのかもしれない。
侘び寂び、間(ま)、整う。
そういう、日本に根づいた静けさの感覚は、
世界の誰かが、探しているものなのかもしれません。
滞在時間が、教えてくれたこと
もうひとつ、嬉しかった数字があります。
あるページで、滞在時間が「3分」を超えていました。
3分。
たった3分、と思うかもしれません。
でも、スマホの世界で、3分は長い。
ほとんどのページが、数秒で閉じられる時代です。
その中で、3分。
誰かが、Hoshéのバブルを、3分間、つなげ続けてくれた。
スクロールを止めて、その時間を、Hoshéに預けてくれた。
数字は、小さい。
でも、その小さな数字の向こうに、たしかに「誰か」がいる。
その人が、ほんの少しでも、整ってくれていたら。
そう思うと、作ってよかったと、心から思いました。
次は、世界の眠れない夜へ
今、Hoshéは、まだブラウザで遊ぶWebアプリです。
でも、いつか、App Storeに出したい。
世界中の人が、スマホのホーム画面に、Hoshéを置けるように。
夜、眠れないのは、日本人だけじゃない。
ニューヨークの夜にも、
ソウルの夜にも、
トロントの夜にも、
頭が休まらないまま、天井を見つめている誰かがいる。
その人たちの夜に、Hoshéを、そっと届けたい。
小さなアプリが、知らないうちに、海を越えていました。
私は、その事実に、まだ少し戸惑いながら、
でも、確かな手応えを、感じはじめています。
次に数字を見るのが、こわくなくなりました。
むしろ、楽しみになっている自分がいます。
世界地図の上の、小さな光が、
少しずつ増えていくのを、見ていたいから。
Hoshé を、試してみてください
眠れない夜、考えごとが止まらない夜、SNSを閉じても脳がざわつく夜に。
インストール不要、アカウント不要。
ブラウザですぐ、無料で遊べます。
日本の、小さな部屋で生まれた星が、
いま、ゆっくりと、世界の夜空にのぼろうとしています。
その光が、あなたの夜にも届いたら、うれしいです。
Designed in Japan, with care.
Hoshé Instagram: @hoshe.app
Hoshé X: @hoshe_app
どこかの夜の、どこかの街で、これを読んでくれた、あなたへ。
主